サンルーフのデメリット

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サンルーフのデメリット

明るい雰囲気を作り出すのに非常に有効なものがサンルーフ、一時期は標準装備になっていることが多かったのですが、ここ最近ではメーカーオプションとなっていることが多いようです。

 

サンルーフはキャビン内を明るくしたり、開放感のある空間を作ったりするのに最適なアイテムなのですが、車の色々な性能面を考えるとちょっと困ったものなのです。

 

例えば、ミニバンで考える一番わかりやすいのですが、ミニバンはボディ寸法いっぱいまでボディを広げ、両側のスライドドアや大きなリヤハッチなどたくさんの開口部が設けられています。

 

家で考えると、20畳以上もあるかなり広い面積を持つ木造ワンルームの家に四隅にしか柱がなく、あちらこちらに大きな窓やドアが付けられている状態と同じです。

 

その状態では四隅ある柱と壁面、屋根の部分などの構造物によって家全体を支えているような状態で、ちょっとした地震でもかなり揺れることになるのでしょう。

 

それなのにルーフのほとんどの部分に大きな穴をあけてしまった更にグラグラな家ができてしまうということなのです。

 

自動車でいうところのボディ剛性というもので、これを一気に低下させてしまうものがサンルーフなのです。

 

それによって新車の時はまだいいのですが、1万キロ2万キロと走行距離を重ねていくとボディ全体からキシミ音が聞こえてくるようになるのです。

 

乗っている人間にとってはいいものなのですが、車にとっては百害あって一利なしなのです。