三菱やスズキの燃費問題から考える
ここ最近、三菱とかスズキの車に燃費偽装が発覚し、それによって大騒ぎになっていますが、たしかにお客様に嘘をついて商品を売るというのはいけないことで決して褒められることではありません。
しかし、このことが起こってから車を選ぶ価値観というものがはっきりしたと思います。
三菱の燃費偽装が発覚した日の夕方のニュースで、eKスペースのオーナーらしき男性が、その車に乗りながらこんなこと言っていました。
「燃費がいいからということでこの車を選んだので、もう三菱の車には乗れません」
何も三菱の方を持つわけではありませんが、燃費だけで車を選ぶのであれば何も三菱の車を選ばなくても、スズキのスペーシアやダイハツのタントの方が燃費がいいのでそちらを選べばよかったのではないでしょうか。
それなのに三菱のeKスペースを選んだというのには、その車に燃費以外の部分に何かしらの魅力を感じていたのではないでしょうか。
それなのに急に走らなくなったわけでもないですし、どこかの自動車メーカーのポンコツエンジンのように定期的にスラッジ掃除をしなければならないものを搭載しているわけでもないのに、たったそれだけで三菱の車全体、その車のすべての性能を否定するような発言をするこの人は結局は車などなのでも良くて、ガソリン代をケチって走れればそれでいいわけです。
こういった何かしらのことが起こるとその人の車に対する価値観というものがよくわかるというものです。